あなたが絶対に離婚したくないとしても、夫婦というのは二人の問題。
どれだけ離婚したくないと思いの丈をぶつけても、上手くはいかないのは当然のことです。
世界最高の戦略書と言われている「孫子の兵法」にもこんな一節があります。
「敵を知り己を知れば百戦してあやうからず」
孫子の兵法より
つまり、あなたの離婚したくないという目的を果たすために、まずは妻のことを徹底的に理解なくてはいけないということ。
妻が何を求め、何に不満を感じ、どのような未来を思い描いているのか?
妻の心理をひとつづつ紐解いていかなくてはいけないのです。
妻の心理パターンから読み解く離婚回避の説得方法
性格の不一致
性格の不一致で原因で離婚を言ってくる心理状況というのはズバリ、「もう顔も見たくない」です。
そもそも性格の不一致というのはすごく曖昧な表現で、性格が完全に一致する人なんてこの世にいないですよね?
あなた方ご夫婦も性格が一致したから結婚したわけではないはず。
ただ、一緒に生活する中で結婚する前までは分からなかったちょっとした違いが許せなくなり、何をするにも気に入らなくなってしまう。
性格の不一致なんて大体そんなものです。
ですからこの場合は焦らずじっくりコミュニケーションを取っていくしかありません。
コミュニケーションの仕方を変えるのもひとつの手で、手紙を書いてみるのも非常に効果的。
とにかく焦らず、我慢強くコミュニケーションを取っていくことが必要なのです。
参考:絶対に離婚したくない場合の奥の手7選【嫁との離婚を回避するために】
長年の不満が爆発
長年の不平・不満が積りに積もって離婚を言い出してきた心理状況というのは、「何を言ってもムダ」です。
そりゃそうです。ずっと溜め込んでいたものがバケツの水をひっくり返すが如く溢れ出る。止められません。
この場合必要なことは謝罪と冷却期間です。
とにかく謝って、冷却期間をおいてまた謝っての繰り返し。
まずは怒りを鎮めてもらわないと話し合いになりません。
ただ、気をつけなくてはいけないのは冷却期間を設けると言っても別居しては絶対にダメです。
一度別居してしまうと関係修復のハードルが上がってしまいます。そこだけは気をつけてください。
参考:夫婦喧嘩後の長期間の妻の無視…もしかして離婚!?無視する妻の心理と解決法
離婚したいがリスクを気にしている
離婚を言い出したはいいが、離婚のリスクを恐れているタイプ。
若いうちは後先考えずに「えいっ!」と離婚してしまうことも可能ですが、ある程度年齢を重ねていると離婚後に待ち受けるリスクを考えざるを得ません。
子供のこと、経済的な不安、周囲の目、社会的信用…そういったことが引っかかって思い切った行動に出ることができないという心理状況です。
この場合はズバリ、今がどれだけ恵まれているかということを気づかせてあげること。
- 共働きだったら単純に収入が半分になってしまうこと
- 専業主婦にこれから働き口があるのか
- 子供にとって片親であるということはどういう影響を与えるのか
- バツイチになった自分を周りの人はどう受け止めるのか
離婚後に待ち受けるリスクを説明し、今の恵まれている状態に気づかせてあげて、離婚を思いとどまる方向に持っていくのです。
参考:【例文あり】妻への手紙の書き方を解説|謝罪して絶対に離婚を回避!
子育てがひと段落した
子育てがひと段落した頃というのは人生の転機になり得る重要なタイミング。
子育てを経験されている方ならわかるかと思いますが、子育てって本当に大変ですよね。
そんな大変な日常から解放されたタイミングで離婚を言い出してくる心理は、「自由に動けるようになったので新しい道へ」です。
それだけ子育てというのは大変で、それが落ち着いたのなら何か行動を起こすには絶好のタイミングだということ。
そこまで結婚生活に不満が無かったとしても、何かちょっとしたきっかけで離婚を言い出してくることがあるのです。
したがってこの場合は絶対に感情的にならず、自分の悪いところは必ず直すから離婚はしないで欲しいと素直にお願いしましょう。
そしてもうひとつ。
これから妻に対して新たな人生の喜びとなるものを作っていかなくてはいけません。
例えばそれは、夫婦二人の時間を増やすことかもしれませんし、または妻が働きに出ることを許すことかもしれません。
これは夫婦それぞれあると思いますので、じっくりと話し合ってみてください。
参考:夫婦喧嘩で仲直りできず離婚の危機!謝っても妻が許してくれない場合の対処法
男性としての魅力を求めている
夫婦といえど男と女なわけで、魅力的なパートナーを求めるのは当然のこと。
それは人の本能と言えるでしょう。
夫婦といえどいくつになっても「男」と「女」でいなきゃダメなんです。
妻が自分を避けるようになった、スキンシップが無くなった、最後にキスしたのはいつだっけ?、セックスは??
こんな状態、完全に男として見られていないわけで、そしてちょっと危険。
だって他に魅力的な男性が目の前に現れたら、そっちに惹かれていってしまう可能性がゼロでは無いですよね。
この場合は男としての魅力を上げる努力と男として意識させる工夫が必要。
男しての魅力を上げる努力というのはいいですよね?
服装に気をつける、家の中でもパンツ一丁というのは無し。ダイエットする、髪型に気を配る、デートに誘う、プレゼント贈る…
要は結婚前にしていたこと、大好きな妻に好かれようと当たり前のようにしていたことをすればいいんです。
さらに言うと、妻に自分のことを男として意識させるには妻のことを「名前」で呼ぶようにしてください。
「ママ」だとか「お母さん」と呼ばれると、無意識のうちにその役割を演じてしまいます。
「ママ」「パパ」と呼び合う相手のことを無意識のうちに異性と認識しなくなっていくのです。
だから二人っきりなんかの時は妻のことを「名前」で呼んでください。
照れくさいのは最初だけ。昔は普通にできていたはずなので頑張りましょう。
参考:夫婦喧嘩の度にすぐ離婚と言う妻の心理を徹底解剖【離婚したくないなら必見!】
まとめ
どんな人間関係にも言えることですが、他者目線というのは絶対に必要です。
相手は何を求めているのか、何をやられると嫌なのか、何に対し喜びを覚えるのか…相手に憑依し、徹底した他者目線で相手の望む物を与えることができれば、仕事関係にしろ友達関係にしろ夫婦関係にしろ必ず上手くいきます。
むしろ、そういった他者目線で物事を見れる人のことをみんな手放したがりません。
だからあなたも徹底した他者目線で妻の望むものを与えてあげて、必ず離婚を回避してください。
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