妻に浮気されたことを知ったとき、あなたはどう感じましたか?
怒り、悲しみ、絶望、裏切られた感…さまざまな感情が渦巻いたことでしょう。
ただ、この記事にたどり着いたということは、そうしたドロドロとした感情とは決別し、それでもなお「妻と離婚したくない」という結論に達したのではないでしょうか。
しかし、心のどこかであなたは浮気されたことで夫婦関係は修復できないと思っていませんか?
でも大丈夫。浮気されても夫婦関係修復が可能な理由があります。
なぜなら、こと夫婦間の「離婚」という問題に関してあなたには全く非がなく、仮に妻から離婚を言われたとしても拒否し続ける限り強制的に離婚させられるなんてことはないからです。
そこでこの記事では、妻の浮気に対する正しい対処法や夫婦関係を再構築する秘訣、関係修復のためにやってはいけないことを解説します。
あなたが本当に妻と離婚したくないのであれば、ぜひ最後までご覧ください。
※妻の浮気が疑惑段階の方はこちらの記事を参考にしてみてください。
Contents
浮気されても夫婦関係修復が可能な理由
日本の法律では、離婚するには夫婦の合意か、民法で定められている法定離婚事由が必要になります。
ちなみに法的離婚事由は以下の5つです。
- 不貞行為
- 悪意の遺棄
- 3年以上の生死不明
- 強度の精神病に罹り回復の見込みがないこと
- 婚姻を継続し難い重大な事由
「悪意の遺棄」というのは、夫婦のどちらかが勝手に家を出ていってしまうような状況のこと。
「婚姻を継続し難い重大な事由」とは、DVやモラハラ、借金や浪費、アルコールやギャンブルによる依存症などがあげられます。
つまり、これらの法的離婚事由があなたに無い限り、たとえ妻から離婚を言われたとしても、勝手に離婚されることはないということです。
もちろん、浮気されたことで夫婦関係が破壊されたと感じるならば、自分から離婚を請求することもできます。
しかし、あなたが夫婦関係修復を望むのであれば、それは決して不可能なことではありません。
相手の浮気の原因や心理を探り、話し合いやカウンセリングなどで解決策を探ることは不可能ではないんです。
浮気されたことは辛いことですが、あなたには法的にも道徳的にも非はありません。
すなわち、あなたの意思次第で夫婦関係修復の道は開けるのです。
妻の浮気から夫婦関係を再構築する秘訣
浮気した妻と夫婦関係を再構築する秘訣は以下の3つに尽きます。
- 妻を許すこと
- 2人でとことん話し合うこと
- 妻と浮気相手との関係はきっぱり終わらせること
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.妻を許すこと
浮気されたことは、いわば大きな裏切りです。そんな妻を許せないのは当然のことでしょう。
しかし、それでは夫婦関係修復の第一歩も踏み出せません。
妻を許すことは、妻の行為を正当化することではありません。
妻を許すことは、あなた自身の心の平和を取り戻すことでもあるんです。
浮気されたことに対する怒りや恨みは、あなたの心に重荷をかけます。それらの感情に囚われている限り、あなたは妻に対して冷たくなり、コミュニケーションもうまくいきません。
妻を許すことで、あなたは自分の心に余裕を持ち、妻に対しても温かく接することができます。
100%許しましょう。
妻を許すことが、夫婦関係修復のために必要な信頼や愛情を再び育むための第一歩です。
2.2人でとことん話し合うこと
妻の浮気の原因や心理を探るためには、2人でとことん話し合うことが大切です。
話し合う際には、以下のポイントに注意してください。
✔落ち着いて話す
感情的にならずに冷静に話しましょう。罵り合ったり暴力を振るったりすることは絶対に避けましょう。✔聞く姿勢を見せる
妻の話を最後まで聞きましょう。途中で遮ったり否定したりしないでください。妻の気持ちや考え方を理解しようと努めましょう。
✔自分の気持ちを伝える
妻の浮気に対してどう感じたか、どう思ったか、どうしたいかなど、自分の気持ちを正直に伝えましょう。自分の想いを隠したり抑え込んだりしないでください。
✔解決策を探る
2人で浮気問題を乗り越えるためにどうすればいいか、具体的な解決策を探りましょう。例えば、カウンセリングや夫婦セラピーに通ったり、日常生活や性生活の改善策を考えたりするなどです。
参考:絶対に離婚したくない場合の奥の手7選【妻との離婚を回避するために】
3.浮気相手との関係はきっぱり終わらせること
夫婦関係修復のためには、妻が浮気相手との関係をきっぱり終わらせることが必須です。
浮気相手と連絡を取ったり会ったりすることは絶対に許されません。
浮気相手への未練や感情が残っている場合は、それらを断ち切ることが必要です。
また、妻が浮気相手との関係を終わらせたことをあなたに証明することも大切です。
例えば、浮気相手との連絡先を削除したり、浮気相手からの連絡を無視したり、浮気相手との別れ話を録音したりすることが必要になります。
完全に浮気相手の関係を終わら無い限りは、夫婦関係の再構築はありえません。
なお、浮気相手への詳しい対応に関しては次のパートでより深く掘り下げていきます。
浮気相手への対応
浮気の証拠が揃っていれば、浮気相手には法的制裁を課すことができます。
もう二度と妻へと近づけないためにも、浮気相手にはしっかりとした対応を行いましょう。
慰謝料請求する
慰謝料請求する 浮気相手に対して慰謝料を請求することは、不倫の被害者としての権利です。
不倫は、配偶者の貞操義務や信頼関係を侵害する不法行為であり、その精神的苦痛に対する損害賠償として慰謝料が認められます。
慰謝料の相場は、不倫の期間や状況、配偶者の収入などによって異なりますが、一般的には数百万円程度とされています。
具体的に慰謝料を請求するには、浮気相手に対して書面で内容証明郵便を送付し、支払い期限や金額を通知することが必要です。
書面には、不倫の事実や証拠、慰謝料の根拠や計算方法などを明記することが望ましいです。
もし浮気相手が支払いに応じない場合は、裁判所に民事訴訟を提起することもできます。
【求償権とは】
求償権とは、他人の債務を代わりに支払った人が、その肩代わりした分をその人に請求する権利のこと。
不倫の場合、配偶者が不倫相手から慰謝料を受け取った後、不倫相手は配偶者に対してその半分などを返してもらうことができます。
これは、不倫相手が配偶者の債務(不倫したことによる損害賠償)を肩代わりしたことになるからです。このような求償権は、書面で放棄しない限り有効です。
したがって、浮気相手から慰謝料を受け取る際には、求償権の放棄も合意させることが重要になります。
そうしないと、後から再び金銭を要求される可能性があるので注意しましょう。
接触禁止の約束
浮気相手との関係を完全に断ち切るためには、接触禁止の約束をさせることが効果的です。
接触禁止とは、面会や電話、メール、SNSなどあらゆる手段で連絡を取らないことを指します。
接触禁止の約束は、書面で残すことで証拠として残すことができます。
また、約束を破った場合には違約金を支払う義務を負わせることで、約束が守られる可能性を高めることができます。
違約金の額は公序良俗に反しない範囲で合意することが必要です。
違約金条項をつける
違約金条項とは、契約違反があった場合に必ず支払うことになる金額を予め定める条項のことです。
違約金条項をつけることで、契約違反の防止や損害賠償の請求が容易になります。
浮気相手との接触禁止の約束に違約金条項をつけることで、浮気相手が約束を破った場合には、違約金の請求が可能です。
なお、違約金条項をつける際には、次の点に注意する必要があります。
- 違約金の額は、契約違反によって生じる損害の予想額と合理的な関係にあること
- 違約金の支払い期限や方法を明確にすること
- 違約金の支払い義務が発生する条件や事由を具体的に記載すること
- 違約金の支払い義務が発生した場合には、損害賠償請求はしないことを明記すること
夫婦関係修復のためにやってはいけないこと
夫婦関係修復のためには、常に冷静でいることが必要です。
したがって以下のような行為は、夫婦関係を再構築するのに絶対にやってはいけません。
- 妻の浮気の件を後からぶり返して責める
- 束縛する
- 自分が浮気する
詳しく見ていきましょう。
妻の浮気の件を後からぶり返して責める
妻の浮気に対して怒りや悲しみを感じるのは当然です。
しかし、一度許したことを後からぶり返して責めることは絶対にやめましょう。
それは、妻に対する信頼や愛情がないことを示すだけでなく、妻を傷つけて遠ざけることにもなります。
たしかに、あなたにとって辛い出来事を忘れるというのは一筋縄ではいかないことでしょう。
ですが、その過去に囚われている限り、未来に向かって歩むことはできません。
妻の浮気を許すということは、その過去を受け入れて乗り越えることです。
束縛する
妻の浮気が発覚した後、あなたは妻に対して不安や疑心暗鬼を抱くかもしれません。
しかし、それを理由に妻を束縛することはやめましょう。
束縛とは、妻の行動や交友関係に対して過度な制限や監視を行うことです。
例えば、仕事や買い物以外では外出させない、友人や家族との連絡や会話を禁止する、スマホやSNSのパスワードや履歴をチェックするなどです。
束縛することで、あなたは妻の浮気を防げると思うかもしれませんが、それは逆効果です。
束縛することで、妻はあなたに対して不信感や反発心を抱きます。
そう、束縛することで信頼関係を失ってしまうのです。
ですので、妻に対しては常に信頼や尊重を示すようにしてください。
自分が浮気する
妻の浮気が原因で夫婦関係が冷え込んだ場合、あなたは自分も浮気してやろうと思うかもしれません。
しかし、それは最悪の選択です。
自分が浮気することで、あなたは何を得られるでしょうか?
一時的な快楽や復讐心かもしれませんが、それらは長続きしません。
自分が浮気することで、あなたは妻に対する罪悪感や後悔を感じることになります。
また、自分が浮気することで、妻はあなたに対する信頼や愛情を失うことでしょう。
つまり、自分が浮気することは、夫婦関係修復のために必要なものを全て失ってしまことになるのです。
したがって、妻を裏切る行為を自ら行うのは絶対にやめましょう。
参考:絶対に離婚回避したいあなたへ~妻への謝罪の手紙の書き方を例文付きでご紹介
まとめ
妻に浮気されたが「離婚したくない」「夫婦関係修復を修復した」という場合は、以下のことを実践しましょう。
- 妻を許すこと
- 2人でとことん話し合うこと
- 浮気相手との関係をきっぱり終わらせること
また、以下のことはやってはいけません。
- 妻の浮気の件を後からぶり返して責めること
- 妻を束縛すること
- 自分が浮気すること
夫婦関係修復は簡単ではありませんが、不可能なことではありません。
あなたと妻の愛があれば、必ず乗り越えられるはずです。
この記事があなたの夫婦関係修復の一助になれば幸いです。
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