女性が離婚を決めるときというのは、一体どういうときなのでしょうか?
男性というのは元来鈍感な生き物で、たとえ妻が離婚を考えているとしてもギリギリまで気づいてあげることができません。
そう、男というのは離婚を言われて初めて事の重大さ、深刻さを認識してしまうものなのです。
なぜなら、その根底には夫婦関係が上手くいっていないという認識はあっても、
- 「まさか離婚なんてことまではないだろう」
- 「妻にはなんだかんだ俺しかいないんだよ」
- 「結局最後には別れたくないと泣きついてくるはず」
- 「妻ひとりでなんて生きていけないだろう」
…なんていう、全く現実が見えていない自分勝手な思い込みがあるから。
都合の悪い部分に蓋をして現実逃避していては、本当に妻はいなくなってしまうのです。
ここでは、実際に妻から離婚を迫られた場合の対処法について見ていきます。
あなたが絶対に離婚を望んでいないのなら必ず参考になるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
女性が離婚を決めるときとは?
最初に実際のデータで確認してみましょう。次のランキングは女性が離婚調停を申し立てた時の原因を多い順に並べたものです。
- 性格が合わない
- 生活費を渡さない
- 精神的に虐待する
- 暴力を振るう
- 異性関係
- その他
- 浪費する
- 家庭を捨てて省みない
- 性的不調和
- 家族親族と折り合いが悪い
(参考:裁判所|平成29年 司法統計19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所)
まず、離婚を言われても仕方ないのが異性関係。つまり浮気です。
男性が隠し通せていると思っていても、ちょっとした異変に気づくのが女性というもの。証拠でも掴まれようものなら、離婚は避けられません。
くれぐれも気をつけましょう。
次にわかりやすいのが金銭問題。「生活費を渡さない」や「浪費する」に該当します。
シンプルにお金にだらしない人とは一緒にいられないということです。
お金の価値観が合わない人は友人でも嫌ですよね。ましてや夫婦として生活を共にする相手だとしたらなおさらです。
暴力や虐待も論外ですね。いわゆるDVやモラハラです。
そのうち特に気をつけなくてはいけないのがモラハラ。
自覚が無いままモラハラを繰り返し、妻を精神的に追い詰めてしまっているケースもありますので気をつけましょう。
あとは、「性格が合わない」に代表されるような、価値観の違いやすれ違いによって引き起こされるものです。
子育てに非協力的だったり、実家の両親との付き合い方や嫁姑問題も離婚の決定打になり得ます。
マザコンなども度が過ぎると女性が離婚を決めるポイントになりますので注意が必要。
いずれも価値観の違いや性格の不一致に端を発することなので、浮気や金銭問題、DVなどのわかりやすい離婚原因ではない分、根が深い問題とも言えます。
参考:【妻が離婚を考えるときとは?】本気で離婚を決意した妻の行動5選
離婚したくないあなたへ「妻から離婚を迫られたらすべき3つのこと」
ここからは実際妻から離婚を迫られたらどうするべきかについて見てきます。
最初にひとつだけお伝えしたいのが、まずは冷静になりましょうということ。
感情的になっては正しい対応はできません。心を落ち着けて読み進めていってください。
1.離婚したい理由を探る〜感情的になるな、理屈も持ち出すな
女性が離婚を決めるには理由があります。世間一般に多い離婚原因は前述した通りです。
世間の声を参考にしつつ、まずは妻が離婚したがっている理由を探りましょう。
しかし、言葉で言うのは簡単ですが、これが本当に難しいのも事実です。
特に、浮気や金銭問題という明らかな理由が無い場合は根気よくその理由を探っていくほかありません。
なぜなら相手が離婚を考え出したのが昨日や今日のことではなく、長い間悩み、葛藤し、考え出した結論が離婚ということだから。
それを一言で教えてくれと言っても、難しいと思いませんか?
だからしっかりと相手の話を聞くこと。
そこでは決して感情的になったり、相手を否定してはいけません。そして、男性がやりがちな理屈で説得することもやめましょう。
とにかく話を聞くんです。
そうやって、相手の離婚したい理由を突き止めること。離婚を回避するためにはまずはそこからです。
参考:絶対に離婚したくない場合の奥の手7選【嫁との離婚を回避するために】
2.理想の未来をすり合わせる〜妻が本当に求めているものは何なのか
離婚したい理由を突き止めたら、次は妻が本当に求めているものを探ることです。
二人の最初の出会いから、彼氏彼女の関係を経て結婚に至ったまでは、お互い同じ未来を見ていたことでしょう。
しかしながら人は変化していく生き物で、それは夫婦であっても例外ではありません。
出産や異動・転勤、子育てや親の介護などを経験することによって、夫婦生活に求めているものや理想の夫婦像というものが変化していくのは当然のこと。
今、離婚を迫られているのなら、夫婦生活において奥さんが本当に求めているものをあなたが与えてあげれていないのでは?
奥さんはあなたの会社での出世よりも、家族での充実した時間を望んでいるのかもしれません。
子育てにおいての価値観の違いに悩んでいるのかもしれませんし、本当は外に働きに出たいのかもしれません。
そういった所であなたとのズレが生じているから、奥さんは別の道を行こうとしているのです。
したがって、あなたがすべきことは奥さんを説得することでも、何とか離婚しないでくれとお願いすることでもなく、お互いの理想の夫婦生活・理想の未来というものをしっかりと話し合うこと。
そこの部分をお互いに擦り合わせることができれば、必ずまた一緒に前に進むことができます。
夫婦関係を修復したいのなら、二人が同じ理想・同じ未来を見て、同じ方向を向いて歩いて行くことが必要なのです。
参考:【例文あり】妻への手紙の書き方を解説|謝罪して絶対に離婚を回避!
3.徹底した女性視点での対応
夫婦というのはもとを正せば他人同士の関係。
しかし、毎日共に生活を送っているという意味では、親や兄弟、親友よりも深く密接した関係になります。
あなたの奥さんは常日頃あなたに反応して生活しているんです。
あなたの言葉・行動・思考・習慣・癖・在り方、そういったものに日々反応しながら生活を送っているんです。
何が言いたいのかといいますと、奥さんが離婚を迫ってきたのはあなたの言葉や思考、行動に反応した結果だということ。
つまり、あなたがそうさせたのです。
だから、これまでのあなたの思考や行動では残念ながら問題解決に至らないかもしれません。
だってそうですよね。
あなたに反応した結果が離婚という答えになっているわけです。
そのあなたの思考で離婚しないためにあれこれ行動を繰り返しても、かえって奥さんの地雷を踏む結果になる可能性があるということ。
ではどうするべきか?
それは今までと全く違う視点、徹底した女性視点を持つことです。
正直な話、「妻の気持ちがわからない」と思ったことはありませんか?
こんなに謝り、関係を修復したいと言っているのに反応はいまいち。
「なぜだ?」って。
それはやはり奥さんの心の本質部分までを理解できていないからです。
奥さんの側からの視点が足りていないからです。
ここにひとつのマニュアルがあります。
→女性カウンセラーが徹底的な女性視点で書いた「男性のための離婚回避マニュアル」
これは女性心理カウンセラーが男性のために書いた離婚回避のマニュアル。
良かれと思ってやっていたことが逆に奥さんを追い込んでいる場合もある。そんな内容が書かれたマニュアルです。
もちろん離婚回避のための具体的なアクションプランについても詳細に書かれています。
やはりわれわれ男性は女性の心の全ては理解できないのかもしれません。そんなことを思ってしまう内容です。
あなたが絶対に離婚したくないのであれば、ぜひ手に取ってみてください。
あなたの人生を良い方に変えてくれるマニュアルであることには間違いないです。
→女性カウンセラーが徹底的な女性視点で書いた「男性のための離婚回避マニュアル」
離婚を回避するのにやってはいけないこと
ここからは離婚を回避するのにやってはいけないことについても見てきます。
次にあげる2つは離婚を回避するどころか、離婚の確率を上げる行為になりますので、絶対にしないようにしてください。
別居
たとえ冷却期間を作るという意味でも別居はやめましょう。
なぜなら離婚したい方にとって別居は冷却期間というより格好の離婚準備期間になってしまうからです。
奥さんが実家に帰ってしまったとして、そこで何をしているかは知る由もありません。
もしかしたら、あなたの目の届かないところで、せっせと離婚向けての準備をしているかもしれないのです。
さらには、物理的な距離の壁は夫婦お互いの心の壁も生んでしまいます。
離れかけた気持ちをさらに引き離すことになってしまうのです。
法律的にも別居が5年も過ぎると、立派な法定離婚事由になり得ます。つまり、奥さんが離婚裁判を起こすと離婚が認めれてしまう確率が高くなっていまうということ。
ですから、どんなに関係が悪化したからといっても別居だけは避けるようにしましょう。
参考:夫婦喧嘩の度にすぐ離婚と言う妻の心理を徹底解剖【離婚したくないなら必見!】
離婚届にサイン
これは男性がやってしまいがちなことのひとつ。
「とりあえず離婚届にサインだけはしといて」と奥さんから言われても絶対にしないようにしてください。
このような局面の男性の心情としては「まさか本気ではないよな」と「ふざけんなサインすればいいんだろ」です。
この期に及んでまさか本当に離婚することはないだろうと楽観視しているのと、プライドを傷つられ感情的になってしまうパターン。
いずれにせよ、記入済みの離婚届を提出されてしまうと、それを無効にするには簡単なことではありません。
つまり離婚が成立してしまうのです。
実際に目の前に離婚届を突き出されると、感情的になってしまったり、現実とは思えなくなったりします。
しかし、常に冷静に対処しましょう。
参考:夫婦喧嘩で仲直りできず離婚の危機!謝っても妻が許してくれない場合の対処法
妻の離婚の決断が揺らぐ時
離婚を考える側に立ってみると、離婚に対してあと一歩踏み出すことができないポイントというものがあります。
ここからは妻の離婚の決断が揺らぐ時について見ていきましょう。
子供の問題
親の立場からすると、子供のことは離婚する上での大きな問題。
どちらが引き取るにせよ片親の家庭になるわけですから、その影響を思うと離婚を考えざるを得ません。
特に女性は子供を産むと「女性」から「母性」という別の性に変わると言われています。
子供を思う気持ちで離婚の決断が揺らぐのも無理はないでしょう。
経済的理由
妻の立場からすると、子供のことと同じくらいに重要な問題になるのが離婚後のお金のこと。
共働きで妻がバリバリ働いていて、自分や子供を養っていくだけの十分な収入があるのなら問題はありません。
しかし、共働きでもパートだったり派遣従業員だったりする場合にはどうしてもお金の問題が出てきます。それが専業主婦ならなおさら。
女性にとって、お金の問題は離婚の決断を鈍らせる大きな要因と言えるでしょう
世間体
世間体というのは女性にとってはとても大きな問題。
なぜなら、男女平等が言われている昨今でも、まだまだ女性のバツイチと男性のそれでは与える印象が違うからです。
特に盛大に結婚式を挙げている場合などは、離婚を仲間内に説明することすらはばかられます。
子供がいる場合などはなおさらのこと。学校のママ友や先生の目が気になってしまうのです。
男性と違って女性は世間体が離婚を踏みとどまるポイントになることを覚えておきましょう。
参考:夫婦喧嘩後の長期間の妻の無視…もしかして離婚!?無視する妻の心理と解決法
まとめ
離婚は夫婦のどちらかに法定離婚事由にあたる行為がない限りは、お互いの同意なくして成立するものではありません。
ちなみに法定離婚事由は以下の通り。
- 配偶者に不貞な行為があったとき
- 配偶者から悪意で遺棄されたとき
- 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき
- 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
- その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
わかりにくいところでいうと、「悪意の遺棄」とは生活費を渡さなかったり理由もないのに別居をしてしまうこと。
「その他婚姻を継続し難い重大な事由」とはDVやモラハラ、ギャンブルや借金などです。
あなたが妻から離婚を迫られているとしても、法定離婚事由にはてはまる行為をしていなければ、自分の意思に反して離婚させられるということはありません。
したがって、あきらめずに何度も話し合いを重ねましょう。
確かに、すぐに奥さんの意思を変えることはできないかもしれません。
それでもあきらめずに誠意を持って奥さんと向き合えば、必ず道は開けます。
必ず離婚を回避してください。あなたが幸せな結婚生活を取り戻すことを心より応援しています。
頑張って!
絶対に離婚したくないあなたへ
→女性カウンセラーが徹底的な女性視点で書いた「男性のための離婚回避マニュアル」
妻に浮気の疑いがある場合は
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