離婚したくない。
この生活を失いたくない。
嫁、子どもたち…この家庭を壊したくない。
でもどうすればいいんだ…
本記事は離婚したくないのに離婚を切り出された方向けです。
「離婚しないためにはどうするべきか?」
これは過去に僕自身も直面した問題。
その時は問題を解決することができず離婚という結果になってしまいました。
その甲斐あってか、再婚した今の奥さんとの結婚生活は幸せそのもの。
一度あった大きな離婚の危機も、離婚を回避できたのはもちろんのこと、夫婦の絆をより強くしてくれた出来事として今ではいい思い出です。
離婚を回避するためには越えなくていけないハードルがいくつかあります。そして離婚したくないと願う人がつまづくポイントというのは共通しているものです。
それをここではよくある悩みとして取り上げ、解決方法を提示していきますのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
妻の離婚したい本当の理由を知りたい
妻の離婚したい理由を知るにはとにかく「聞く」しかありません。自分の意見を挟まず、批判や否定することなくとにかく相手の言葉を引き出してください。
「きく」という言葉は「聞く・訊く・聴く」といろいろな漢字が当てられますが、この場合一番ふさわしいのは「聴く」です。
傾聴してください。
もう一度言いますが、批判や否定は絶対にしてはいけません。
そして、このフェーズでもっともやっていはいけないのが説得です。
説得という行為にはどうしても「自分が正しく、あなたが間違っている。理由はこうですよ。」というニュアンスが含まれてしまいます。
相手にしてみれば、自分で出した結論である「離婚したい」という答えを真っ向から否定されている感覚になってしまうのです。
したがって、とにかく「聴く」ことに徹しましょう。
妻の離婚したい本当の理由がわかれば、離婚回避への道が開けるのです。
ただ、もしどれだけ話を聴いても離婚したい理由がわからない場合は、何かを隠している可能性があります。
浮気の可能性もあるので、一度プロに調査を依頼した方がいいかもしれません。
離婚せざるを得ない状況とは?
どれだけ離婚を拒否しても、以下の法定離婚事由に当てはまる場合は裁判によって離婚が認められてしまいます。
- 配偶者に不貞な行為があったとき
- 配偶者から悪意で遺棄されたとき
- 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき
- 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
- その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき
「不貞」や「生死が三年以上明らかでない」、「強度の精神病」というのはそのまま言葉の通り。
「悪意の遺棄」というのは、収入があるのに生活費を払わなかったり、理由がないのに別居したり家出したりすることです。
また「その他婚姻を継続し難い重大な事由」とはDVやモラハラ、ギャンブルや浪費等のことになります。
これら法定離婚事由に当てはまってしまうと、どれだけ離婚を拒否しようとも離婚裁判を起こされてしまえば、裁判所によって離婚が認められてしまうのです。
離婚を拒否し続ければどうなる?
これを読んでいるあなたは、法定離婚事由にあてはまることはないかと思います。
ではそういった場合、離婚を拒否し続ければどうなるのでしょうか?
離婚はお互いの同意がないと成立するものではありませんが、一方がどうしても離婚を望んでいる場合は「離婚調停」になることが予想されます。
しかし、裁判所で行われる「離婚調停」といえど、基本は話し合いであり、夫婦お互いの同意がないと離婚は成立しません。
離婚したくないのであれば、その旨を理由とともにしっかり主張すれば大丈夫です。
「離婚調停」を経て、それでも一方の離婚への意思が強ければ「離婚裁判」ということになります。
「離婚裁判」は「離婚調停」と違って、離婚する正当な理由がないと裁判を起こすことはできません。
離婚する正当な理由というのは、さきほど見た5つの法定離婚事由のことです。
あなたに法定離婚事由あてはまることがなければ、「その他婚姻を継続し難い重大な事由」を理由に裁判を起こされることが予想されます。
そうして、相手の主張に正当性があり離婚することが妥当なことなのかを裁判で争うことになります。
ちなみに「その他婚姻を継続し難い重大な事由」として、過去の判例では以下のような事柄が認められています。
- 長期間の別居
- ドメスティックバイオレンス(DⅤ)、モラルハラスメント
- 性の不一致
- アルコール中毒、薬物依存
- 過度な宗教活動
- 犯罪行為にともなう服役
- 過渡の浪費
参考:【例文あり】妻への手紙の書き方を解説|謝罪して絶対に離婚を回避!
いっそのこと一度別居した方がいい?
冷却期間として別居を選択したくなる気持ちはわかりますが、離婚を望まないのであればやめておきましょう。
なぜなら別居は離婚したい方にとって格好の離婚準備期間になるからです。
最初は冷却期間だと思うかもしれません。しかし、物理的な距離と心の距離は比例するもの。
相手の目の届かないところでより一層、離婚への気持ちを固めるということも起こりえます。
そうして着実に離婚への準備を進めていくことになるのです。
また、別居が5年も経つと法定離婚事由と認められるケースも出てきます。
そうなると離婚せざるを得ない状況になってしまうのです。
したがって、少しのつもりでも別居は絶対にやめるようにしましょう。
参考:夫婦喧嘩で仲直りできず離婚の危機!謝っても妻が許してくれない場合の対処法
離婚しないための何かとっておきの方法はないだろうか?
離婚したくないというあなたの気持ちはすごくよくわかります。
そんな僕の経験を交えつつ、離婚しないための奥の手についてこちらの記事でがっつり書かせていただいているので、ぜひ読んでみてください。
参考:絶対に離婚したくない場合の奥の手7選【嫁との離婚を回避するために】
あなたが離婚回避のためにこれからやるべきことが見えてくるはずです。
最後に
ひとつ確かなことは、離婚を言われた以上は何かしらの行動を起こさないと離婚は回避できないということです。
特に女性は一度決断したことに対しては男性よりも頑固。その決断を覆すことは並大抵のことではありません。
だから行動してください。それも今すぐに。
できることは全てやりましょう。
そして必ず離婚を回避して、夫婦関係を修復してください。
あなたの幸せを心よりお祈りしています。
応援しています。頑張って!
どうしても離婚を回避できない場合はこちら
→女性カウンセラーが徹底的な女性視点で書いた「男性のための離婚回避マニュアル」
妻に浮気の疑いがある場合はこちら
当サイト厳選10記事はこちら。あなたが絶対に離婚したくないならぜひ読んでみてください!
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