【伝え方が9割!?】離婚したくない想いをどう伝えるのが良いか解説

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数年前「伝え方が9割」という本がベストセラーになりました。

この本の大きなテーマは「伝え方は技術である」という点。著者がコピーライターの方なのでとても説得力のある内容でした。

この本の内容は「離婚したくない」という想いを伝える際にも転用できるものです。

 

利根カイヒ
僕はバツイチなのですが、最初の結婚生活が傾きかけた頃にこの本があったらなぁと思ってしまいました。その後再婚して今の奥さんと色々あった時には本当に役に立ったんですけどね笑

 

「離婚したくない」想いひとつ伝えるにしても技術が必要ということです。

ここでは「伝え方が9割」の内容をもとに、絶対に離婚したくない場合の想いの伝え方について解説していきます。

もしこれを読んでいるあなたが実際に離婚を言われていて、でも絶対に離婚したくないと強く思っているのなら、ぜひ参考にしてみてください。

 

妻がわかってくれないのには理由がある

まずは大前提としての話から。

離婚したくないという自分の想いが伝わらないのには理由があります。

 

僕が最初の結婚生活を失敗した場合ですと、僕は絶対に離婚したくないのに対し、妻はもう離婚しかないという状態。

これはいわば、お互いが反対の方向に綱を引っ張りあっているような関係です。

 

つまり、僕が離婚したくないと言えば言うほど、妻の離婚したいという気持ちを強くさせていたということ。

妻が僕の気持ちをわかってくれないのも当然です。

 

もしあなたが今妻から離婚を言われているのだとしたら、この点に気をつけてください。

自分の想いをわかってもらうには、まずは奥さんの方に歩み寄りましょう。

 

想いを伝えることにフォーカスするのではなく、まずは奥さんの気持ちを理解することが優先です。

話を徹底的に聞きましょう。

 

どんな人間関係おいても、まずは相手の理解から始まります。理解し理解されるものです。

あなた絶対に離婚したくないのならなおさら。あなたの方から奥さんの方に歩み寄りましょう。

 

参考:夫婦喧嘩の度にすぐ離婚と言う妻の心理を徹底解剖【離婚したくないなら必見!】

 

離婚したくない想いを伝えるには

離婚を言われるということは、ある意味妻から「ノー」を突きつけられているわけです。離婚を回避するためにはその「ノー」を「イエス」に変えなくてはいけません。

ここからは「ノー」を「イエス」に変える、伝え方のテクニックを「伝え方が9割」の中からご紹介します。

 

自分の頭の中のをそのままコトバにしない

一番最初に意識することは、自分の想いを伝える際に自分の頭の中に浮かんだことをそのまま口にしないということです。

もちろんストレートに自分の想いを伝えることでうまくいくこともあります。

 

しかし先程も申し上げたとおり、離婚問題のようなお互いの気持のベクトルが真逆に向いている場合には、ストレートなコトバは相手に届かないことの方が多いものです。

したがって、まずはこれまでのやり方を変える意識を持つこと。思いついたことをそのままコトバにしないことを心がけてください。

 

相手のメリットと一致するお願いを作る

思いついたことをコトバにしないで何をするかというと、相手の文脈でコトバをつくります。

どういうことかというと、自分の求めることをそのまま伝えるのではなく、相手が「イエス」と言いたくなる文脈にコトバを置き換え、結果的に自分の目的が達成されるよう相手から「イエス」を引き出すことです。

 

例えば、「妻が離婚したいと言ってきかない。こっちの話をしっかり聞いてくれない。」といった場合。

夫「絶対に離婚したくない」

妻「もう無理(ノー)」

夫「話し合いをしよう」

妻「話したくない(ノー)」

とするのではなく

夫「なるほど君の気持ちはわかった。結婚生活が嫌になったんだね」

妻「うん(イエス)」

夫「ただ、たとえ離婚するとしても今後のことでいろいろ話し合わなきゃいけないことがあると思うんだ」

妻「うん(イエス)」

とすることによって、少なくとも話し合いの機会は作れるわけです。

 

そうして実際の話し合いの場でも相手の「イエス」を積み重ねていくことによって、「離婚しないでおこう」「そうだね(イエス)」を引き出すということです。

 

参考:絶対に離婚したくない場合の奥の手7選【妻との離婚を回避するために】

 

「ノー」を「イエス」に変える切り口5つ

とはいえ、ベクトルが反対方向を向いている相手から「イエス」を引き出すのは簡単なことではありません。そこでここからは「ノー」を「イエス」に変える切り口をご紹介します。

①嫌いなことを回避

相手の嫌いなこと、避けたいことからコトバをつくります。

基本形は「こうなると嫌だよね。だからそうしない選択をしましょうよ」ということ。

 

例えば、世間体を気にする奥さんであれば

夫「離婚となると結婚式に来てくれた人たちはなんて思うかな?」

妻「……(合わす顔がないかも)」

夫「もう少し冷静になって話し合ってみない?」

妻「うん(イエス)」

といった具合です。

 

参考:【妻が離婚を考えるときとは?】本気で離婚を決意した妻の行動5選

 

②選択の自由

相手に与えらた選択肢が「離婚」か「離婚しないか」の2択だけだと「ノー」の立場から動かないのは当然のこと。

選択肢を増やしましょう。

  • 「冷却期間をつくる」
  • 「悪い部分は全て直すので時間が欲しい」
  • 「家庭内別居をしてみる」

 

など、「離婚しない」にしても選択肢を持たせてあげることによって、「イエス」が引き出しやすくなります。

 

③認められたい欲

これは承認欲求を刺激する切り口です。

特に専業主婦にありがちな不満として「私はあなたの家政婦ではない」というものがあります。

家の掃除や洗濯、ご飯の用意や育児を毎日しっかりやっているのにも関わらず、やって当たり前という態度を取られたら不満がたまるのも仕方のないことです。

 

したがって、

「いつもありがとう。君が家のことをしっかりやってくれているから自分は仕事に集中できる。君がいないと自分は無理。これからは自分も家のことを手伝うようにするから少し話し合いをしないか?」

といった切り口で「イエス」を引き出しましょう。

 

参考:夫婦喧嘩で仲直りできず離婚の危機!謝っても妻が許してくれない場合の対処法

 

④Weメッセージ

「伝え方が9割」の本の中ではチームワーク化として書かれていますが、こと夫婦関係においてはWeメッセージとしたほうがわかりやすいでしょう。

つまり、主語を「わたし」「あなた」でなく「わたしたち」にするということ。

 

「わたしたち夫婦としてやるべきことは…」とか、子供がいる場合には「わたしたち家族みんなが幸せになるには…」といった具合にコトバをつくり出すようにします。

それによって「わたし」ひとりの問題ではないことに気づことになり、「イエス」を引き出しやすくなるのです。

 

⑤感謝

人は感謝を伝えられると「ノー」と言いにくいものです。

例えば、仕事を頼まれるときも「いつもありがとう。これもお願いできないかな?」とひとこと感謝のコトバがあるだけで「ノー」が言いづらくなりますよね。

 

夫婦関係でも同じです。

相手にどれだけ取り付く島がなくても、日頃からの感謝を伝えていけば「イエス」を引き出すことができるようになるのです。

 

参考:夫婦喧嘩後の長期間の妻の無視もしかして離婚!?無視する妻の心理と解決法

 

手紙を書こう

ここまで伝え方について見てきましたが、面と向かっての話し合いでは自分の伝えたいことが十分伝えられなかったり、言わなくてもいいひとことを言ってしまいがちです。

特に話すのが得意じゃないのならなおさら。

 

ただ、自分の想いを伝えるのには、面と向かって直接語りかけるだけが唯一の方法ではありません。

手紙を書くことも効果的です。

 

手紙であれば自分の想いと冷静に向き合い、伝えたいことの全てを文章に落とし込むことができます。

さらに、手紙は形として残るものなので、1度読んで刺さらなかったことでも、2度・3度と読むうちに心に響くということも起こり得るのです。

 

最近では手紙を書く機会も、もらう機会もめっきり減りました。

それだからこそ、心のこもった手紙は人の心を動かすのです。

 

なお、妻への手紙の書き方はこちらの記事で例文つきで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:【例文あり】妻への手紙の書き方を解説|謝罪して絶対に離婚を回避!

 

それでは以上になります。

伝え方は技術。手紙を書くこともある意味技術のひとつと言えるでしょう。

自分の想いをしっかり伝え、夫婦関係を良いものに変えていってください。

 

利根カイヒ
離婚は本当につらいもの。絶対にするべきではないです。それにはまずは伝える技術を磨くこと。応援しています。頑張って!

 

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